アプリの接続設定(ビルド不要)
Evan LiveTranslate のアプリは 1つの .ehpk を入れ替えなしでそのまま使い、つなぎ先だけを設定で切り替えます。ビルドし直す必要はありません。つなぎ先は3通りです。
| 接続方式 | 設定に入れるもの | 音声認識 | 翻訳 | 母艦/サーバー |
|---|---|---|---|---|
| 母艦に接続(プランA) | バックエンド URL+接続トークン | 母艦の whisper | 母艦のローカルLLM or API | 必要 |
| Worker に接続(プランB) | Worker の URL+接続トークン | Workers AI | Workers AI or API | Cloudflare のみ |
| API直結(プランC) | API キーだけ | OpenAI / Gemini の API | 各社 API | 不要 |
初回起動のセットアップ画面
初めてアプリを開くと「接続方式を選ぶ」画面が出ます。
- 母艦 / Worker に接続 → バックエンド URL と接続トークンを入力
- API直結(すぐ使える) → プロバイダを選んで API キーを入力
「保存して始める」を押すとすぐ使えます。あとから 設定 → 接続方式 でいつでも変更できます。
母艦 / Worker につなぐ
- 設定の 接続方式 を「母艦 / Worker に接続」にします。
- バックエンド に URL を入れます。
- 母艦(Tailscale Serve):
https://<あなたのMac名>.<tailnet>.ts.net - Worker:
https://evan-lt.<あなたのサブドメイン>.workers.dev(プランBの手順の完了画面に表示されます)
- 母艦(Tailscale Serve):
- 母艦接続トークン に、母艦なら
BEARER_TOKEN、Worker ならwrangler secret put BEARER_TOKENで登録した値を入れます。 - 画面上部が 「connected」 になれば接続できています。翻訳エンジン・モデルの選択肢は、つなぎ先から自動で取得されます。
母艦と Worker の使い分け
自宅では母艦(速い・オフライン)、旅行先では Worker、のように URL を差し替えるだけで切り替えできます。通話ログのバックアップ先も一緒に切り替わる点だけ注意してください。
API直結でつなぐ(母艦もサーバーも不要)
- 設定の 接続方式 を「API直結(母艦不要)」にします(バックエンド URL・トークンの欄は消えます)。
- 翻訳エンジン で API(Gemini / OpenAI / Claude)を選び、APIキー を入れます。キーの取得方法は APIキーの取得と設定 を参照してください。
- 画面上部が 「connected · API直結」 になれば OK です。
音声認識も翻訳もアプリから各社の API に直接送られるため、母艦や Worker を立てる必要がありません。
| プロバイダ | 音声認識 | 翻訳 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Google Gemini | ✅ | ✅ | 無料枠あり。最初に試すならこれ |
| OpenAI | ✅(gpt-4o-mini-transcribe) | ✅ | |
| Claude | ❌(音声認識 API なし) | ✅ | 音声認識用に Gemini か OpenAI のキーも設定してください(エンジンを一時的に切り替えて入力) |
API直結で使えない機能
- 通話ログの母艦バックアップ(ログは端末内に保存されます)
- ローカルLLM(母艦の Ollama)
- 音声データが各社の API に送信されます。機密性の高い会話には母艦(プランA)をおすすめします
配布ビルドに URL を焼き込む(任意)
自分用や家族用に配る場合は、ビルド時に VITE_BACKEND_URL / VITE_BEARER_TOKEN を与えると、インストール直後から母艦につながる .ehpk が作れます(設定画面で入力した値が常に優先されます)。詳細は セットアップの流れ を参照してください。
トークンを焼き込んだ .ehpk は「鍵そのもの」です
その .ehpk を持つ人は誰でもあなたの母艦に接続できます。信頼できる相手にだけ渡し、渡した相手が変わったら 母艦設定画面(http://localhost:8789)の「再生成」 で接続トークンを更新してください。更新後は全端末で設定し直す(または再焼き込み)必要があります。