ローカルLLM(Ollama)
ローカルLLM は、翻訳を母艦PCの中だけで行うエンジンです。会話が外部に一切送られず、通信料もかからず、インターネットがなくても動きます。使うには母艦に Ollama(オラマ) という無料ソフトを入れ、翻訳用のモデルを取得しておきます(Mac / Windows どちらの母艦でも使えます)。
こんな人におすすめ
- 会話の内容を外部に送りたくない(プライバシー重視)
- API の料金をかけたくない(完全無料)
- 飛行機の中や電波の弱い場所など、オフラインでも使いたい
準備(母艦での作業・初回のみ)
母艦PCで、次の準備をします。Mac は「ターミナル」、Windows は「PowerShell」でコマンドを入力します。
1. Ollama を入れて起動する
Mac:
bash
brew install ollama
brew services start ollamabrew services start で常駐させておくと、Mac を再起動しても自動で立ち上がります。
Windows: ollama.com から Windows 版インストーラを入れるだけ。インストール後はバックグラウンドで常駐し、PC を再起動しても自動で立ち上がります(winget install Ollama.Ollama でも可)。
2. 翻訳モデルを取得する
推奨モデル gemma4 を取得します(約 9.6GB のダウンロードがあります)。
bash
ollama pull gemma4gemma4 が推奨の理由
Google の Gemma 4(Apache 2.0・140言語対応)で、日本語・英語・タイ語・ベトナム語・中国語・韓国語→日本語の翻訳品質が良好かつ高速(母艦で1秒前後)なため、既定のおすすめです。
gemma4 の前提
- Ollama 0.22 以上が必要です(古い場合は Ollama を更新してください)。
- モデルが約 9.6GB あるため、16GB 以上のメモリがあると快適です。低スペックや旧 Ollama の環境では、軽量な
gemma2:9b(ollama pull gemma2:9b)に切り替えられます。
母艦の詳しいセットアップは公式手順にもまとまっています。
アプリでの設定
- アプリの「設定」を開きます。
- 「翻訳エンジン」 で 「ローカルLLM(母艦・オフライン)」 を選びます。
- 「モデル」 で
gemma4(推奨)を選びます。
これで翻訳が母艦の中だけで行われます。API キーは不要です。
使うときの注意
- 初回・久しぶりの1回目は少し待つ: モデルをメモリに読み込む「ウォームアップ」に数秒かかります。まれに1回目がエラーになりますが、もう一度話せば復帰します。
- オフラインでも翻訳は動く: ただし外出先の iPhone から母艦につなぐには、母艦と iPhone の間の通信(Tailscale)が必要です。「翻訳処理そのもの」がオフラインで動く、という意味です。
- 母艦のスペックで速度が変わる: Mac は新しめの Apple Silicon ほど快適です。Windows は GPU(NVIDIA など)があると速く、CPU のみだと遅めになります。
うまく動かないときは
- 「翻訳エラー(502)」が出る → モデルの読み込み中(コールドロード)のことが多いです。もう一度話してみてください。続く場合は母艦で
ollama psを実行し、モデルが動いているか確認します。詳しくは トラブルシューティング。